数十名の科学者が権威ある医学誌に共同書簡を送りウイルスの起源に疑問を呈した(日本語版)



ニュース概要:


 世界各地の数十名から成る科学者が連名で編集長に宛てて書いた査読付きの書簡が、9月3日、権威ある医学誌「Journal of Medical Virology」に掲載された。この書簡は、新型コロナウイルスがコウモリコロナウイルス、具体的にはRaTG13に由来するという医学会のコンセンサスに疑問を呈している。新型コロナウイルスは、7番目のヒトコロナウイルスであるが、パンデミックに至る可能性を持つ最初で唯一のヒトコロナウイルスでもある。しかし、その宿主のトロピズム/適応パターンは他のコロナウイルスとは大きく異なることから、新型コロナウイルスの近縁起源についての議論がなされてきた。


編集長への書簡


「新型コロナウイルスの近縁起源に関する問題」


要旨:


 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)は、コウモリコロナウイルス(CoV)、特にRaTG13から自然発生したというコンセンサスがある。しかし、SARS-CoV-2は他のCoVと比較して、宿主のトロピズム/適応パターンに大きな相違があり、SARS-CoV-2の近縁起源について疑問が生じている。SARS-CoV-2スパイクタンパク質(Sタンパク質)のシアル酸結合ドメイン(Sタンパク質)の平坦で非扁平な表面は、他のすべてのCoVで観察される一般的な適応および生存パターンと矛盾している。RaTG13とは異なり、SARS-CoV-2はおそらくSタンパク質のS1/S2ドメイン間で組換えが起こり、宿主のフリンプロテアーゼの利用を可能にした。世界的に数百万例の症例が記録されているが、SARS-CoV-2のSタンパク質にはそれ以上の明らかな組換えはなく、他のCoVの組換えモデルとは矛盾している。同様に、SARS-CoV-2のSタンパク質受容体結合ドメイン(RBD)は、高頻度の非同義置換を蓄積していないことから、SARS-CoV-2は、RBDに正の選択/適応的突然変異を有する他のCoVと区別される。


翻訳:茉莉花


引用:


                                   翻訳:茉莉花

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